ずの図

kogkog2005-06-01

けふのおひる。


戦前の旧家の客間といった風情の座敷。接する縁側の床に何やらガラス面があるよ。もしやと思って寄ってみたら、やはりその下は水路でした。戸をあけると、庭へつづく水辺におおぜいのなまずくんたち。


ず2のった前回のずどんにかわって、今回はず柳川と蕎麦。
素材の風味が生きる。蕎麦はしなやかでなめらかなのどごし。仄かに甘い。


集まりしず3な人々、親分くいくいさんはじめ、kimrinさん、naginoさん、Poreporeさん、roy-tさん、pocoさん、こばさん、マッチーさん、以上概ね配席順、みなさんありがとうございました。


次回はずーずー4い面々が集うかな?

いつか昔語り

"Column@nak"5/31付「定期券大丈夫?」をうけて。


私鉄の自動改札で磁気定期券の紛失事故?に遭ったことがあります。
自動改札を出ようとしたとき、自分の定期が出てこないのです。
前の人が持ち去ったか、機械内に残ったか。


そのまま改札を離れず、駅員を呼んで、機械内を捜索させたものの発見されず。
その場で紙の代用定期券を受領。原券をシステム側から無効とするのは、磁気券ではできないんだっけ。
3日間だったか、所定日数経過して原券が発見されなかったので、磁気定期券が無料再発行されました。
おそらく各社同様の扱いではないかと思います。


関西では'72年ころにはすでに自動改札が普及してました。
関東ではたしか'73年4月に開業した武蔵野線で一部導入されたものの、本格普及は'90年前後になってからでした。
関西に較べ関東は国鉄・地下鉄・私鉄の相互乗り入れなどが早くから進み、それに適応した運賃逋脱防止システムの構築が困難だったため自動改札普及が遅れたと伝えられています。


私鉄にもSuicaが普及すれば、定期のとり違いもいつか昔語りになるかもしれませんね。

ねた本

1 諸河久(写真)・林順信(文)「都電の消えた街 東京今昔対比写真」〈下町編〉・〈山手編〉、大正出版、初版1983年。
 改装版1993年、〈下町編〉ISBN:4811706072、〈山手編〉ISBN:4811706080


初版新刊で読んだのは、地方生活のあと、再び東京近郊に戻ってきた折でした。
東京の町って、いつのまにこんなに都会になったんだろう。小学校前半を渋谷区で暮らしたころの記憶とはずいぶん違う。
その違和感が、この本で解かれた思いがしました。昔の東京は、やっぱり田舎だった!


それからまた20年経っちゃったねえ。


下掲書では3段階比較もあります。渋谷界隈の変貌ぶりには驚くばかり。


2 林順信「玉電が走った街 今昔―世田谷の路面電車と街並み変遷一世紀」JTBキャンブックス、JTB、1999年。ISBN:4533033059
玉電が走った街 今昔 世田谷の路面電車と街並み変遷一世紀 JTBキャンブックス