読書

初物喰ひ

道楽で取得したCertified Watch Coordinatorに上級資格ができたと聞いた。 そのうち受けるか。いや待てよ、「第1期」だって? 初版とか初回限定とかに滅法弱いわたくしとしては受けぬ手はなからむ・・ 1 2 1 日本時計輸入協会「ウオッチコーディネーター検定…

文学

昨日付からつづく。 故吉村昭さん「三陸海岸大津波」 歴史の教訓 注目集まる 緊急増刷 印税は被災地に 作家の故吉村昭さんの記録文学「三陸海岸大津波」が東日本大震災以降、幅広く読まれている。(略) 吉村さんは、岩手県田野畑村を舞台にした小説「星への旅」…

思い起こす文献

1 海の壁 初めて三陸を旅した18歳の秋、田老で巨大な城壁のような防潮堤を見た。帰ってから文献を探し本書にめぐりあった。 リアス式海岸について小学校で学んだとき、津波の被害が大きいとは聞いた気がする。明治の津波で2万人以上が亡くなったこと、その後…

耄碌

上掲文献へのリンクをたどってみたら。 「宣告 (上) (新潮文庫)」を含むブログ 2010-07-26 こぐ日記 id:kogkog 2004-06-13 こぐ日記 id:kogkog あれ?拙稿既出? '04/6/13付「不条理」でとりあげていたのであった。すっかり忘れてた!

あの後の収穫

一昨日 mame さんと別れた後、露天古書市における収穫斯くの如し。 通りを往復したあと、結局2冊とも最初の店でのお買い上げとなりました。 その1 JCII PHOTO SALON "100 Years of Tokyo" ●INTERNATIONALE FOTOAGE HERTEN '99 1999.10.1-1999.10.24 ●TECHNIS…

自転車雑誌

一昨日付からつづく。えい(「木世」)出版社の拙稿履歴を探してみたら、出どこは殆ど同じだった。 '05/4/25付「国家公安委員長殿」・6/22付「自転車の車道通行禁止法案に関する経緯まとめ」・25付「行政文書開示請求再び」・7/23付「不開示再び」・'07/5/23付「誰に何を…

2冊購入

昨日昼食帰りの本屋で、思いがけぬ著者の名を見つけて吃驚。 掲示版「自転車社会学会」*1でお世話になってます。ご本も熟読玩味することにしましょう。 カバーデザイン:里村万寿夫 カバーイラスト:五十嵐晃 門岡淳「大人の自転車ツーリング~自転車を、旅を、…

学術書を繙く

1日付コメント欄からつづく。 いわれてみればたしかにそうでした。ご教示に感謝。 手許の前掲書*1を繙くと、流石に学術書である。 モパニワーム Gonimbrasia belina : 現地語ではムヤヤ(muyaya)などと呼ばれている。幼虫は10-11月に出現し、モパニの樹 Cop…

Swing Journal 最新号

5/20付からつづく。発売日を忘れていた。 昨日出勤して公用端末の予定表に記入してあったのを見て思い出した。手帳には書いてなかった。 昼休み書店に走って無事入手。 この「最新号」が更新されるのはいつの日か。 誌面は休刊の告知以外、いつもと変わった…

冥途の土産に

前項からつづく。たしか購読開始の翌月、表紙はこれだった。 Miles Davis "decoy" Columbia. スイングジャーナル表紙が初出で、後にジャケットに採用されたと記憶する。違ったかな? 新発売のレコードのジャケットをそのまま表紙にしてたのは"FM fan"*1であ…

後世に遺す

就職した月から実家に家賃を納めることにした。4万円から始めたと思う。 手取り額の半分くらい入れてもだいじょぶだろと見込んだものの、当初はあまり余裕がなかった。 初年度冬の賞与でレコードプレイヤー*1を買った。レンタルに頼らずレコードを買える身分…

有用

職場近くの大規模本屋の景品。 対象期間中はせいぜいここで買おうと思ってて1度しか行く時間がなかった。 レシート持参での引換期限間近になっても行けそうになく、あゆこさんに受領をお願いした。 うっかり人前でちり紙を出して、そこに怪しい広告が載って…

休日出勤途上

らー麺ふしみ 札幌 ホエー豚 叉焼麺 濃厚な汁と麺に淡泊なぶうたさんの取り合わせがなかなかよい。 近ごろ流行りのwheyということばを知ったのは下掲書にて。 愛情注いで育てた家畜を平然と食材として扱う割り切りに驚いた記憶がある。 Laura Ingalls Wilder…

下山事件補遺

9/23付からつづく。 4 5

闇の深さ広さ

下山事件について何を読めばよいか。某姐から御下問を賜ったのは春まだ浅き日*1のことだった・・・ *1:2/21付「中山道深谷宿の夜」。

背表紙の記憶

日本近代史研究会 編著「近代日本史」第11巻、国文社、1966年。 装本・カット/堀内好夫 編著者には色川大吉の名もある。意外なのは原田勝正、国鉄総裁室修史課嘱託という肩書。 背表紙から思い出されるのは、取り毀す前の実家の居間である。 全12巻の鎮座してい…

言海棚

明け方の地震はいつになく大きかったように思われた。 一昨日元の位置に戻した「言海」が再び床に落ちたのであろう。 その音が寝室にきこえた。したがってこの地震は震度3超なのであろうとわかった。

家庭の限界

すわ地震! でも揺れはたいしたことないか。揺籃の駄犬あゆも平然としている。 と思ったところに第2波が来た。P波に次ぐS波という感じではない。あゆも不審げに立ち上がる。 おさまるころになって、邸内のどこかで、どさっ、という音がする。 さてはとこぐ書…

茜雲忌を前に

墜落事故後、現場周辺の道路整備が急速に進んだと思う。 初めてこのあたりを訪れたのは事故後1年半くらいのころだった。川沿いの古い集落を細道が通っていた。 その後いくつか隧道が掘られバイパスができ、ぶどう峠も完全舗装された。 父親の兄弟を事故で亡…

手巾途上

手巾を忘れたのでコンビニで買うか。 と思ったらお茶のおまけについてるではないか。こぐりん色だし。 …買って開けてみたら文庫のカバーだった。 でも今使ってるやつとお揃いみたいでよいね。

久々の読者葉書

十数年くらい前に較べると、出版物の誤植が飛躍的に減った。植字に電算機導入が進んだせいか。 読者葉書を投函するのはずいぶん久しぶり。 貴重な写真をよく集めてあり、沿線の今日までの経緯を偲ぶのに有益です。 慾をいえば、ひと駅一葉ずつでも、往時の写…

昔話

'05/12/22付で言及の連載記事、書庫から写しが出てきたのでさらに複写して賓客に手交せり。 まあ昔の話であります。連結も税効果も減損会計も出てこないし。 執筆にいきづまったとき、そこまでのおさらいでごまかしたりしたのもありあり。

自覚なきかをり

小泉武夫「発酵レストラン」マガジンハウス、2005年。ISBN: 9784838716357 からだの中も、髪にも服にも、くさやの匂いがこびりつく。このまま満員電車に乗って帰る、優越感。 いやそんなことはない。 ごく上品で仄かなかをりに満たされた夕餉であった。

網羅性の困難

第1巻がバッハ、第2巻がジャズ、というのでふむふむと思っていた。 しかし全30巻の壮大な計画ときけば、そのうちの1巻が「ジャズ」として括られるというのは少々大雑把ではないかという気がしてくる。 付属のCDはよくも悪くも山下の音楽史観を色濃く反映してい…

物語を追って

我が376.0822は珍らかなれど下掲書に言及あり。 おそらく1回限りの生産・流通、個体数は不詳。 This watch was manufactured in 1988 and delivered on 18-07-1988 to the official agent in Germany. Giampiero Negretti, John Goldberger "Omega Sportswat…

大著とおまけ

食虫大学講座連載番外篇その2、前日付からつづく。 解剖実習を担当された三橋先生の大著、税込定価6090円のところ当日会場価格5000円ということもあって迷わず購入。 おまけに蜂クッキーをくださった。 所収の食用昆虫は1900種以上、1種あたりの単価3円でお…

食慾増進

最新2作の贈呈有難く拝読したのは啓蟄のころだった。読みながら虫を食べたくなってしょうがなかった。 1 2 1 野中健一「虫食む人々の暮らし」NHKブックス、日本放送出版協会、2007年。ISBN-13: 978-4140910917 2 同「昆虫食先進国ニッポン」亜紀書房、2008年。IS…

Peacekeeping Operations

寝室の床見える化プロジェクト完了。 搬出した書物は百冊を超えるか。

談論風発

某外資レコード屋の店内催事に出かけた。詳報別途。

共同幻想論

名古屋学芸部から昨日、日経夕刊11面必読との速報入る。帰宅してみるとたとえば次のような一文。 ああ「やまのこぐちゃん」に何度胸をどきどきさせただろう! 本上まなみ 日本經濟新聞昨日付夕刊 著者がどういうかたかは存じませぬが、幼時にこの本*1に親し…