町のにおい


町にもにおいがあります。
今を去る○年前、就職して最初の任地へ向かう朝、工場の町を歩きながら、初めて感じたにおい。
のちに下掲書に出合い、その地域に働く人々の勁さを改めて知った気がしました。


小関智弘「春は鉄までが匂った」
ルポルタ−ジュ叢書、晩声社、1979年、絶版。
現代教養文庫版、社会思想社、1993年。ISBN:4390114611