おこしたろう

某鉄道会社系列で市販が始まった自動起床装置がほうぼうで話題になってるようです。敷蒲団の下の空気袋が膨らんで起こされるのです。
乗務員は起床時刻が各自異なり、音による目覚ましが使用できないため、空気圧による起床装置が考案されたのでしょう。


空気圧でも掃除機みたいな音は出るんです。いや、あれほど不快な寝覚めはありません。
背骨が反ったり伸びたりして、全宇宙がひっくり返るよう。あれならまだ、首吊りや切腹で目が覚めたほうがどれだけ安らかか。
(k氏談。とくに名を秘す。)
なんて、商売を妨害してはいけませんね。あれで気持ちよく目覚める人もきっといることでしょう。


それでもたまに、所謂二度寝による乗務遅延事故、なんて報ぜられます。
強烈に起こされても、自動装置を解除して寝てしまう。人と機械の接点のさがとでもいうべきでせうか。
集中方式だと、事務室から遠隔操作できるそうですけど。


そういえば、「自動起床装置」という文学作品がありましたね。
亡父の書庫には「芥川賞全集」なんて文春のオモウツボのような商品が並んでたけど、その中に入ってるかな。