自ら語る!

bikeerxさんの日記5/3付コメント欄でもエレドラの話題続く。
ELPのドラムシンセサイザーについては、カール=パーマーの発言記事がありました。
"brain salad surgery"のDVD audio 5.1ch remix版添付の解説です。大意を訳して引用。

 「『トッカータ』はわれわれがエレクトロニックドラムスを用いた最初の録音だった」とカール=パーマーは回想する。「ドラムシンセサイザーは当時まだ存在しなかったので、Nick Rose氏(University of Electronics in London)に開発を依頼した。氏の発案は、電子音のトリガーとして、通常のドラム内部に音響信号用とは別のマイクロフォンを設置するというもので、それによって煙草の箱ほどの大きさの小型シンセサイザーを駆動するのだった。8個の「煙草箱型」シンセサイザーがプログラムされたが、音の切替はオクターヴ切替くらいしかできなかった。(略)」
 「『トッカータ』の中ほどに、幻想的な音に包まれるところがある。誰もがキーボードの音と思ったことだろう。今日にいたるまで、これがドラムスによるものとは殆ど知られていない。それにしても、まったくあてにならないしろものだった。室内で位置をかえるだけでも不具合の生じないことはないくらいで、ツアーでは悲惨だった。」
 -Jerry McCulley (大意・kog訳)

やはり太鼓をトリガーとして使ってたんですね。概ね予想どおり。


5.1ch版は賛否あるようですけど、面白いというかけっこう凄い体験ができます。