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kogkog2005-07-30

1. 諸元と表示例


1.1 白針・・・現在時刻 (月31日・週7曜・1日24時間・秒単位)
 日付・曜日(3時位置)、24時間計(12時位置)、時針・分針(中央)、60秒計(9時位置)。
 例: 23日土曜日午後10時22分55秒。


1.2 赤針・・・経過時間その1 (12時間以内・秒単位) 
 12時間計(6時位置)、分積算計(中央・矢印型)、60秒積算計(中央)。
 例: 計時開始から1時間5分38秒経過。


1.3. 白長針と外周目盛 (1時間以内・分単位) 
 1.3.1・・・経過時間その2 
  例: 計時開始から51分経過。
 1.3.2・・・残余時間 
  例: 目標時刻まであと9分。


1.4 白短針と外周目盛 (12時間以内・12分単位)  
 略。1.3同様。 


2. 補足


2.1 2種の経過時間
 1.2と1.3.1の併用で、同時に2種の経過時間を計測できます。
 たとえば、社内にいるのかったるいから「ちょっと外まわってきまーす」といって出かけてから戻るまでを赤針で計測。
 そのうち、本屋で立ち読みしたりしてさぼった時間を外周目盛で計測。


2.2 ストップヲッチ
 赤針の操作は、2時位置の釦で計時開始または再開・終了または中断、4時位置の釦で帰零。ふつうのストップヲッチと同じです。
 累積計時、たとえばサイクリングや登山などで休憩時間を累積して計測するのに、計時中断・再開操作も釦押下するだけです。


2.3 回転ベゼル
 外周目盛は回転ベゼルと呼ばれ、手動で所要の位置に回して固定します。
 現在のNATO空軍のスペックでは要求されていないようです。


 2.3.1 経過時間
  計時を始めるときの分針位置に三角印を合わせると、経過時間を外周目盛で読むことができます。
 2.3.2 残余時間
  目標時刻の分針位置に三角印を合わせると、目標時刻までの残余時間を外周目盛で読むことができます。
  集合時刻とか、列車の発射時刻とかに合わせて、あと何分!というわけです。