次善

「吸殻捨場」を廃止できないならば、次善に何をなすべきかという方法。以下本文/


上掲「王道」記載のあと、cleanairさんの「たばこのあれこれ」本日付「東京ビッグサイトからのお返事」が開示されました。
東京ビッグサイト担当者様からのご回答」として、ほぼ全文が転載されているようです。以下要点、「」内引用、太字・文責kog。


1 歩行喫煙者の来場がなくならない現状から、安全上、建物入口の「吸殻捨場」は廃止できない。
  「吸殻捨場」設置前は、火のついたままの煙草がごみ箱に捨てられたこともあった。
2. 今後、次のことを実施する。
 2.1 「吸殻捨場における喫煙を防止するため、吸殻捨場に掲示してあるサインに直近の喫煙所を案内する表示を追加します。」
 2.2 「両駅からの動線上に、歩き煙草の禁止を呼びかける看板を設置します。」


私も6/16にお話しした施設責任者に本日改めてお電話して、上記内容を確認しました。webに開示することも諒解してくれました。
2.の策は昨日決定したばかりとのことです。「直近の喫煙所」は「吸殻捨場」のすぐ階下にあるそうです。
喫煙は定められた場所で、という規範が徹底して実現されれば、「吸殻捨場」はいつか要らなくなる日がくるのかもしれません。


もとより「吸殻捨場」には、禁煙のマークとともに、次のように掲示されています。cleanairさんの画像のとおり。

東京ビッグサイトは全面禁煙です。
喫煙は所定の喫煙所にてお願いします。
ここは喫煙所ではありません。
吸殻はここでお捨てください。

「ここで吸ってはならない」という趣旨をもっと強調しないと、意味を理解しない喫煙者の多いことは、拙稿'05/6/15付でもふれたとおりです。
この旨、施設責任者殿に申し上げたところ、壁面・床面への強調表示なども今後検討してくださるとのことでした。


「吸殻捨場」廃止が王道であるとしても、そうしえない現実を前提とすれば、次善に何をなすべきか。
やがて王道の開かれることを期しつつ、次善を積み重ねる方法をとるのも已むなしか。
あくまで王道を行くべきか。難しい問題です。