ソレデイイノカ

あのときああしておけば!また違った人生もあったろうに。
などと思うことはしばしばあります。ほんとうに、そうかもしれません。
でも、そのときたまたま違った選択をしていたとしても、またいつか、もとの自分の人生に戻ってきてしまうのではないか。
という気が最近してきています。


蟹は甲羅に似せて穴を掘る。人のする選択にも自ずとその人なりの枠がある。
いや、それは自分自身がその枠にはまってしまっているにすぎぬのか。枠は自分がつくっているにほかならないのか。蟹の穴のように。
いくらそれを超えようとしても、超えたつもりでも、長い時間がたった後にふりかえると、結局は自分の甲羅と同じ穴でしかないのか。
いやそうではないのか。そうであってはならないのか。