♪過ぎてゆくきのふを

女声、鍵盤、ギター2、ベース、太鼓、打楽器の7人編成。
原曲はしばらく聴いてなかったけど、ほぼ忠実に再現してるようでした。
いや、玄人筋にはいろいろ聴きどころがあるのかもしれませんが、わたくしの如き素人には違和感がありません。


原曲導入部のスキャットがそのまま本篇に突入したかのような麗しき女声、手堅いギターと鍵盤、全体を引き締める太鼓。
そして意外なことに、電子打楽器が大活躍でした。ラテン打楽器の多くを電子音で網羅再現しているようです。
30年以上前の編曲にしては?複雑に絡むベースとともに、打楽器が巧みに活かされてたんですね。


この作曲家にして、とりわけ初期の楽曲素材は、ジャズのスタンダードにも比肩すべきほどの完成度と普遍性を具えると予て思ってました。
それを再認識させてくれた5曲でした。10/13付既報の「黄海鰊」にかえて「肥酵稀蜘蛛」、わたくしのリクエストで?「稚魚振餌」追加。
楽団のみなさま、すてきなひとときをありがとう。