深淵

独特の空気感とか、露光という語を思い出させるような光の演出とか、おなじみの太陽の塔とか、いつか自転車で走った橋とか。
となりの壁面に目を転ずると、腕木式信号やら転轍器やらレールバスやら?
前世の記憶を呼びさまされるような。


撮影機材の展示もあり。木の箱とか肝油ドロップの罐とか。
平たい円柱の罐に3つの穴でパノラマ的合成的写真が撮れるとは驚き。
作品からも機材からも、針穴の深淵をかいま見た思いがしました。


出先から職場へ戻る途中、昨日逸した作品展に乱入した次第。
もっと時間をかけて鑑賞できればよかったのですけど、召還電話がかかって退散の已むなきに到る。
関係のみなさま、失礼いたしました。ありがとうございました!