阿吽

kogkog2007-11-17


お誘いをいただいて上野の森へ。


「国宝 聖徳太子絵伝」 TNM&TOPPANミュージアムシアター
東京国立博物館法隆寺宝物館


小学校6年で初めて歴史を学び、あー、1万円札の聖徳太子*1ってのは、そーゆー人だったのか!と思ったことでした。
生涯の挿話を障子絵にした美術作品の存在は今回初めて知る。


まずは今月使用開始の新しい施設にて、CGと実写で構成された大画像で鑑賞。
画面が大きいと凄い迫力だな!と思ったら、画質も高解像度なんだそうですね。
11世紀制作の原画は不鮮明だったり剥離したりしてる箇所も多いので、そこは適宜、江戸時代の模写作品に画像が差し替えられて、わかりやすかったと思います。
説明者の話しぶりは淀みなく、といって棒暗記棒読みのようでもなく、よい感じでした。20分では短すぎるという気がしました。


その後、宝物館に移動、常設の所蔵品展示とともに、絵伝実物を鑑賞しました。絵伝は保存状態維持のため、年間ひと月しか公開してないそうです。
60くらいの挿話を絵にしてあるそうですが、解説がまったくないのが残念。資料室の端末にも、ごく一部しか紹介されてませんでした。
学術研究そのものがあまり進んでないのかな。


夢殿の画像とか、菩薩やら如来やらの実像とかを見て、また法隆寺に行ってみたくなりました。
中学3年6月の修学旅行で初めて訪れ、その感動さめやらず、夏休みにひとり再訪。その6年後に留学生を案内して行って、それきりですね。
あ、つい昨日のようなことか。


鑑賞のあとは、いい匂いにつられて、そのままおひるとなりました。
公立施設の食堂にしちゃ洒落てるなと思ったら、ホテルオークラ ガーデンテラスですって。
思いがけずゆっくり美味しいおひるをいただきました。


大徳川展は入館に30分待ちというのでパス。館内も推して知るべし。
では大ロボット博へ行こう!いやその前に?


翌日付につづく。

*1:前世の記憶による。