意外なところで
金曜夜はタモリ倶楽部と重なってPerfumeの番組があるんだっけ?
なんてテレビ画面の番組表を見てたら思わぬものを発見。
ピエール・ローラン・エマールのフーガの技法ですって。
ピアノではあまり聴きこんでないせいか、そしてこの奏者のゆらぎにも慣れてないせいか、なじむのに一瞬かかったものの。
すぐにピアノならではの一音一音の表情が迫ってきます。
楽器の指定がないのは知ってたけど、曲順もそうだったんですね。この奏者独自の配列にも少々違和感はあります。絶筆が中盤に出てきたのは驚き。
でも聴いてるうちに、ピアノの音の粒だちが心地よいものになってきました。
近ごろ意外なところでこの曲の話題に接しました。掲示板「自転車社会学会」でしばしばお世話になってる門岡 淳さんの「自転車徒然草」5/13付。
決してマイナーな曲ではなくて、いえ短調には違いありませんが、技巧のことはよくわからないながら、難解という感じもしません。ただ美しいと思います。
機会あるごとに買い集めたCDが手許に11組ほどあります。オルガン、チェンバロ、ピアノ、弦楽、吹奏楽、電子楽器それぞれ代表的なものを1種ずつ掲げます。
1 2 3
4 5 6
1 H.Walcha 2 G.Leonhardt 3 高橋悠治 4 Collegium Aureum 5 Canadian Brass 6 高橋悠治
1は正統派の定番。2は端正さとゆらぎが鬩ぎ合う。3は独特の躍動感をもつ。
4は学生時代にLPを聴きこんだ思い出。5は明るい雰囲気。6は実験作か。
その他拙稿は'04/9/12・30付、'05/3/17付「バッハの回文」など。