前世紀を偲ぶ

kogkog2009-08-14


祖父歿後20余年、考えてみたら一度も墓参に行ってないような気がした。
納骨の墓はたしか夙川あたりだった。鵯越の墓地に参ったのは小学校のころだったか。
この秋の彼岸前に母と叔母が参るというので同行しようか。


時刻表をぱらぱらと眺めていたら・・・
急行「きたぐに」なんて、まだあったんだね。
北陸隧道の火災事故が前世の記憶にある。その後の車輛設計や危機管理思想に大きな影響を及ぼした。


今の車輛は何かな。 ・・・「電車3段寝台」だって?
ヨンサントオ、すなわち’68年10月のダイヤ改正で、たしか世界初の寝台電車として華々しくデビューした581系
B寝台でも車内中央に通路があって、両側に進行方向に3段の寝台を構成する。


前世紀に、いや全盛期につい乗る機会を逸していた。今回を逃すともしかしたら一生乗れないかもしれない。
平日の仕事を終えてから新幹線に乗れば、始発駅新潟22時55分に間に合う。終着大阪は翌朝6時49分。
母と叔母は神戸あたりで前泊予定なので適宜合流して墓参、その後はテキトーに新幹線で帰ってくればよい。


これなら1日の休暇で581系の一夜と墓参が実現できる。咄嗟の思いつきにしては我ながらよくできた計画である。
おまけに新幹線乗継割引で急行料金が半額になるし。
というわけで本日、1か月前10時の発券叶う。新幹線は2階窓側、寝台は海側下段を指定した。