雛飾り

kogkog2004-02-21



実家から母と叔母と妹が来て、代々伝わる雛人形の飾り付けをしました。
昭和戦前の大光作だそうで。


付属の小冊子「お雛さまのおはなし」西澤笛畝(禁轉載)より引用。


「・・その外歐米各國や滿州國へお人形の平和使節が度々參るやうになりました」


ということは、滿州國建国の1932年以降の製品ですね。


「日本は世界無比の國柄で、一天萬乘の君を頂いて皇統連綿、他國には見る事の出來ない有難いお國です。」
「そこで人民も、皇室の御隆盛を慕つてお雛樣は貴い御方の御姿になぞらへて造つて御飾りするのです。」


所謂皇国史観ですか。


「それにいろいろの御道具は皆さんが將來家庭を持たれて物の始末をする上には、小さい時分から注意と練習が必要と、昔の人が考へてお飾りする樣にしたのです。」


なるほど身につまされます。
節句が過ぎても片付けないと嫁入りが遅れる、というのは、あながち根拠のないことでもないのですね。


さてkog家の嫁入り前の娘といえば!駄犬あゆでしたー