得べきもの

宝籤を買いました。仕事の立場上已むなく。生まれて初めてです。
4枚で1200円。1枚300円もするんですね。


これまで宝籤を買わなかったのは、経済合理的でないと思ってたからです。
つまり、発行される宝籤を全部買い占めたとしても、必ず損する。
ユメのないやつ、と思われるかもしれませんが。


もうひとつ、幸運量一定の法則という考え方があります。
生涯に遭遇する幸運の量は人毎に一定である。
ただし幸運をどう生かすかは人それぞれです。


限られた幸運は、宝籤なんかよりずっとだいじなことのためにとっとくのだ。


しかしよく考えてみると、これは若いうちにこそいえることではなかったのか?
人生の残り時間と残りの機会は減っていく。幸運から享受しうる幸福の量は逓減する。
ならば幸運の浪費になろうがかまうことはない。宝籤でも当てに行くか。


いやもしかしたら、こっちの考えのほうがユメがないのか?


いずれにしても、払うカネより期待値が低いことにかわりないんだけど。
その不合理さをコストとすれば、得べきものは何だろうか。


という自問でした。疲れてんのかな。