録音の文化
1回分でもいいから、番組全体を録音しとけばよかった。
「クロスオーバーイレブン」をよく聴いた時代はレコードレンタルの普及期と重なり、エアチェック*1の動機は薄れつつあったのです。
そもそも、番組全体を録音する、というやりかたはあまりしてなかったですしね。
番組まるどりをするようにしたのは、NHK-FM土曜19時15分から20時の「セッション'82」でした。
「東京渋谷のNHK505スタジオからジャズの生演奏をおとどけします。」という番組。
90分テープの片面を使って番組全体をとって、残りの片面には同じ演奏家のレコードをレンタルで借りてきて録音したりして。
'76年の別冊「FMfan*2」の記事で、将来、趣味でエアチェックしたテープが史料的価値をもつこともあるかもしれない、なんてのがあったのを覚えてます。当時は、そんなことあるのかな、と思いました。でもまさにそのとおりだったわけです。