英國流?

昨晩Inishmore研究会続報。
料理のひとつひとつが、とりたてて手がこんだようには見えないけれど、じつにきちんと作りこまれているという感じでした。
英國を初めて訪れたときもそんな印象をもったような気がします。


有機トマト。甘い。
羊骨付き。定番のくさみが旨い。
鴨の生ハム。とろけるような脂。
サラミ。ほんのり温かくして供さる。見かけによらずこの日もっともくさい料理でした。
バジルと松の実のピザ。薄いクリスピーの生地とオリーブ油仕立てのとろみが絶妙な調和。
fish&chips。ふわっとした鱧。穀物くさいモルトビネガーが合う。
ステーキソース。見かけは八丁味噌、味わいはLea&Perrins。おいもさんにぴったり。
とはいえ、いずれも、料理の完成度が素材にも調味料にも依存しているわけではないのです。飽かず食す。


飽き来ずと目にはさやかに見えねども料理のわざにぞおどろかれぬる