続・側方間隔


昨日付拙稿「追越しの側方間隔」に関してコメントをいただきました。

#kazeさん『教習所で「1mの間隔をあけて……」と教えてるのはありそう。というかそういう話を聞いたことがあるようなないような。』

ご教示ありがとうございます。そうそう。そうでした。そんな記憶があります。
それでは、自動車運転免許をとったときの教本をみてみましょう。


法令篇は紛失*1したので、運転篇。
驚くべきというか当然のことというべきか、「自転車」「軽車両」ということばが殆ど出てきません。
二輪車」というくくりでは何箇所か特記があるものの。


中部日本自動車学校 発行・編集「絵で見る 自動車運転教本」、発行No.80-310-280。

第2段階 運転装置の操作時期および円滑な操作


教習項目6 車両感覚(走行中)
チェック細目 側方等感覚不保持
チェックの内容
1.可動物(人の乗っている駐停車車両を含む)からおおむね1m以上の間隔を保たない。
2.不動物(人の乗っていない駐停車車両を含む)からおおむね0.5m以上の間隔を保たない。
3.停止している車両とおおむね1.5m以上の距離を保たないで停止した。
減点 大


第4段階 道路における安全運転および総合運転


教習項目1 交通の状況に応じた運転 (7)追い越し
チェック細目 追い越し違反
チェックの内容
4.追い越しのとき、前方や後方の交通、道路の状況、前車の速度や進路に応じた安全な速度と方法によらないで進行しようとした。
減点 危


教習項目2 運転中の歩行者の保護
チェック細目 安全間隔不保持
チェックの内容
1.歩行者が認知していることが明らかな場合に、おおむね1m以上あけない。
2.歩行者が認知していないおそれがある場合に、おおむね1.5m以上あけない。
3.上記の間隔を保てない場合に、徐行しない、またはしようとしない。
減点 危

今はどうなってるのでしょうね。私の普通免許取得は'80年7月でした。
道路交通法において、悪名高き第63条の4が制定されたのがたしか'78年。

*1:法令篇紛失: 妹に貸したはず!まあ、法令を読めばいいから教本はなくてもいいんですけどね。ただ、欄外に「これだけ覚えれば筆記は受かる」という内容を整理して書きこんであったので、それは今でも有用だったかも。