Fusionの起源

昨日付コメント欄より。

#potteristさん『私は「fusion」と聞くとどーしても「核融合」が先に出てくるんですが,やはり60年代後半,そのあたりとも関係あるんでしょうか〜?』

さすがぽた郎さん、お目が高い!(違)


さてそこで設問です。
音よりも語の起源について。「フュージョン」という呼称が「クロスオーバー」にとってかわったのはいつごろか?
何も調べずに記憶だけを頼ると、、'70年代後半、それも遅い時期ではなかったか。


Jeff Beck"Wired"(*1)が出た'76年、ロックの側で、こりゃクロスオーバーじゃないか、という批評を見た。
Chick Corea率いるReturn to Foreverは'77年の解散?RTFはクロスオーバーではあってもフュージョンではなかった。
'78年、坂本龍一のデビュー作「千のナイフ」(*2)の帯には「クロスオーバー」と書かれてたような気がしてきた。
そうか、LPの帯の記述を追ってけば、フュージョンの成立を実証できるかも。


fuse one(*3)というアルバムはたしか'80年代に入ってから。
オーレックスジャズフェスティバルで「フュージョンスーパージャム」なんて題された日があったのは'82年だったか。
1 Wired 2 千のナイフ 3 フューズ


'70年代以降のポピュラー音楽に支配的影響を及ぼした現象はfusionではなくてconfusionであったのか。
"Confusion will be my epitaph."というテーゼなら'69年でした。