いったん捨てる
「miharuqのひとりごと」9/21付コメント欄にてmakiさんご紹介の頁。
レシプロエンジン(Reciprocating engine)は、往復動機関あるいはピストンエンジン・ピストン機関ともいう熱機関。
なるほど思ったとおり。しかし、続いて「関連項目」をみると!
ロータリーエンジン(英語ではWankel engine)は、ロータリーピストンエンジンともいい、回転するピストンを用いたオットーサイクルエンジン(4サイクルガソリンエンジン)である。
なになに?回転するピストンって何だ?
この頁をみるまでは、
ローター≠ピストン=往復
と思ってました。ところが、この概念をいったん捨てるところからすべてが始まるのではないか、ということに思い到ったのです。
前掲コメント欄に次のようにまとめました。
#kogkog『ピストンは往復するものとは限らない。閉じられた空間の容積を変える可動部である。この考え方を今回学びました。
これによれば、ピストンは、レシプロエンジンでは往復し、ロータリーエンジンでは回転する。いずれも燃焼室の容積の変化を伴いながら。
「レシプロ=往復」≠「ローター=回転」。この関係は、ピストンがどんなものであるかにかかわらず成り立つ。という論理と思います。』
これを少しく敷衍します。
3行目の「≠」の関係は対義のほうが適切かもしれません。KJ法の記法では「 >-< 」です。つまり、
同義の関係 … レシプロ = 往復 、 ロータリ = 回転。
対義の関係 … レシプロ >-< ロータリ、 往復 >-< 回転。
レシプロの対義語としてはロータリが適切なので改めました。
これを図解すると次のようです。
レシプロ = 往 復
∨ ∨
| |
∧ ∧
ロータリ = 回 転
これにピストンを位置づけると次のようです。
レシプロ = 往 復
∨ \ / ∨
| ピストン |
| (or) |
| ピストン |
∧ / \ ∧
ロータリ = 回 転
ちゃんと図になってるでせうか?