未検証論考

小6のころ時刻表を見てて、欄外に駅弁かしわめしというのを見つけました。最初は何これ、柏餅のたぐいか?などと思ってました。
その数ヵ月後、下掲書*1を繙くに到り、「かしわ」とは「とり」のことなりと悟った次第です。


駅弁界にはひろく「とりめし」と「かしわめし」というものが存在します。
実態は両者似ているように思います。茶飯に鶏や卵のそぼろを載せたようなものですね。
同じものが東では「とりめし」、西では「かしわめし」といわれてるようです。後者の分布東限は津和野という認識をなぜかしていました。


「とりめし」は津和野以西で「かしわめし」に転ずる、というのみならず。
かしわめしはどうも九州名物のような印象があります。しかもどちらかというと日豊本線ではなく、北九州や鹿児島本線沿線方面の。


以上、pocoさんの日記本日付の話題をうけて。未検証ゆえの妄言多謝。

*1:石井出雄「駅弁旅行」カラーブックス、保育社、初版1967年、既出