もの凄い

黒部ダム建設を描いた下掲書*1を読んだのはたしか高1のとき。取材をもとにした小説です。
峡谷に桟道を造り人力で資材搬入したとか、鉄筋混凝土の飯場が泡雪崩の爆風で尾根を越え隣の谷まで飛ばされたとか。
頭の中で炭酸水が湧き上がるような、というような言い回しで吐き気を表現してたり。もの凄い印象が残っています。


というのをここ数日の自覚症状で思い出しました。

*1:吉村昭「高熱隧道」、初版不詳、新潮文庫(改版)、新潮社、1992年。ISBN:4101117039