芸術滅ぶか

「どこへ行くにも地図は忘れないけど無駄無駄」本日付にて知りました。情報多謝です。
なんと、我が愛好してやまぬジンギスカンキャラメルに異変ですと!?

おいしくしたら売れ行き半減 ジンギスカンキャラメル
 "asahi.com"2006年05月24日09時57分


 「まずさ」が評判を呼び一躍ヒット商品になったジンギスカンキャラメルの第2弾が登場した。ところが「おいしさ」を追求してしまったため、売れ行きは半減。仕入れ業者も、味の突然変異に困惑している。
 (略)。
 口のなかに広がる味の不協和音。「マズい(本当)」とわざわざ書いて並べる店も登場。新聞やテレビで取り上げられると、普段はあまり取引のない首都圏や大阪、名古屋、福岡の卸業者から注文が相次いだ。ピークの10〜11月には月15万箱、今でも月約10万箱が売れている。
 (略)。
 第2弾の売れ行きは4月の発売からまだ10万箱弱。仕入れ業者や小売店からは「今さらおいしくされてもイメージと違って困る」「うまみが増したらインパクトに欠けてつまらない」との声があがっている。
 (略)。

拙稿'04/11/24付記載のとおり、わたくし函館での運命的な出会い以来、折にふれてそのなまぐさい味わいをたのしんできたわけでありますが。
手許にある包装の表示から引用すると。

原材料名: 水あめ、砂糖、加糖練乳、植物油脂、小麦粉、食塩、ソルビトール、香料、カラメル色素、レシチン(大豆由来)

これだけで、たれの味などに依存しない、羊固有の脂くささを醸した技は蓋し芸術の域に達したものでありました。
あと残り7粒、心して味わうといたしましょう。


その他、'05/5/2付「9題5類型」にも芸術の例あり。例外もあり。