けふのおひる945円
福岡/丸八 チャーシューめん
催事3日め、行列なしで即刻入店。
主催者宣伝に曰く、「幻のラーメンが、6日間限定で復活」。現在閉店中だそうで。
まずはStandard Operation Procedure *1に遵って基本のとんこつラーメンから。1日600食だって。
なになに、チャーシューメンは200食?ならばこちらにしよう。
とんこつ系は能書きのごていねいなお店が多いのかな。
曰く、最初は汁だけのめ、店主の「苦労」というスパイスが入ってるからそれを味わえ?
最後に、店主調味の高菜を加え、汁で洗って食え、しかるのち、その味のとけこんだ汁をのめ?
なるほどそうですか。おっしゃるとおりやってみませう。
ひとくちめはわりとあっさり。味つけも薄め。
ふだんのくせというか、麺や具といっしょに汁を飲み進めながら、そうか最後にとっとくんだっけ、と思い直す。それくらい淡白。
高菜は唐辛子などで和えてある。といって、単体でそれほどからくない。凡百の高菜は塩けが強すぎて汁を損ねるが。
汁で洗うと葉はさらに淡白。
で、汁はどうなるか。唐辛子粉が浮き、全体に赤みがかる。啜るとなぜかナマグササ漂う。
香辛料がくさみ消しとして作用せず、獣味をひきたてるとはこれ如何に。
凡庸を纏い風狂を唸らせる
*1:拙稿'05/10/25付。