判断抛棄・権能抛棄
帰宅すると縦長茶封筒の書翰が届いていました。
(本名・姓名) 様
(本名・姓) 様からの書面を拝見しました。貴重な御意見をありがとうございました。
ご指摘の「自転車の安全利用の促進に関する提言」は警察庁交通局長の私的懇談会が取りまとめたものであり、いただいた御意見については、参考として、同提言を受けて所要の制度改正を検討している警察庁の関係部門へ回付しました。
平成18年12月21日
12/6付国家公安委員会委員長宛書翰「貴職の見解を12月21日までにご回答いただければ幸甚です。」への返事がこれですよ。
期待したわたくしがオロカでありましたか。「国民の良識を代表する者が警察を管理する」などという国家公安委員会制度がきいて呆れるというやつです。
判断抛棄、したがってその権能抛棄ここにきわまれり。
まあ、返事が来ただけましとでも思っておきましょうか。
回答期限と回答日付を一致させる芸の細かさ。こちとら定例会開催日に合わせて期日を決めたのにね。
「同提言を受けて所要の制度改正を検討している警察庁」との言質を国家公安委員会から引き出したことは収穫かもしれません。
警察庁は行政文書開示請求に対しては法案は存在しない *1といっていたのに、制度改正は検討しているのだということが公になったわけです。
*1:それぞれ12/5・12/20付。