経済誌がここまでやる
当該特集全22頁にわたって、たばこをめぐる問題を扱っています。
疫学や統計手法などを検証するについてわたくしその任ではありませぬが。
記事はたばこ会社による情報操作、税収優先の財務政策、ヤミたばこ市場、自動車競走の広告などにも及びます。
実業界に影響力の大きいらしい経済誌がここまでやるとは、正直なところ意外でした。
たばこ会社幹部某氏のインタビューにも3/4頁ほどが割かれています。曰く、
(略)
喫煙者率が減ると医療費は増える
(略)もし禁煙して病気にかからなくなりました、長生きしましたとなったとします。そうだとすると、長生きした期間に当然何かの病気になりますよね。年金も当然かかりますよね。(略)
で、社会保障費は減らない、ニコチン依存性治療は何のために行うのか、おかしいと思う、という論旨のようです。
たばこ会社の見解のようなものはあまりきいたことがなかったんですけど、こういうことを公言してるんですね。
いや、たばこで商売してるかぎり、論理貫徹しているというべきかもしれません。