川魚の真髄

けふのおひる 総本家喜多品老舗 赤心漬鮒寿し

わたくしが何かごちそうを持参することをみなさん期待してらっしゃるごようすだったので、お応えいたしました。
木箱入りを保冷材とともに保冷袋に入れてリュックに。けっこうな嵩と重さですけど。


漬けてある米は除去してしまうにはもったいない。おべんとならなおのこと米も喰いたい。
野外行動食としては塩けと酸味が強すぎるかと思ったけど、そんなことはありません。調味料のどぎつさのないせいか。
ここの家のは予て米の塩気がうすいような気がしてました。とりわけ赤米を用いたやつがそうです。
飯は乳酸醗酵の自然な酸味。うす塩の身に子の仄かな甘みが加わる。


午後ずっと体中を馥郁たる香気と川魚の旨みの真髄に充たされてるような心持ちでした。