パルティータの予感

さる高名なるファンのかたからの情報により、本日から明後日の24時10分から15分まで、テレビ朝日件の3人組 *1出演を知る。


確認しようと地デジ画面の番組表を見たら、あれ?なにやら「ギドン」という文字が見えたような?
NHKギドン・クレーメルの無伴奏バイオリン・パルティータ」ですって!?
あらま。
慌てて番組をつけると、今まさにパルティータ2番終曲シャコンヌの山場に突入せんとするところでした。


モノフォニックのバイオリンで対位法を実現したといわれるこの曲の演奏を見るのは初めてです。
広い音域の分散音を弓1本で細かく速く正確に弾き分ける超絶技巧を目の当たりにして驚愕。


クレーメル先生のご尊顔に接するのは30年ぶりか?
当時は新進気鋭の若手という感じでしたが、すっかりお年を召して円熟した風貌です。
黒い詰襟ふうの上下、立位でときに膝を曲げたり前に出した踵を床についたり。暗譜はさすがというか当然というか。


思えばこの前の土曜、おひるねをあゆこさんからの電話に起こされて。
「バッハの無伴奏バイオリン、こぐちゃん持ってる?」ってレコード屋の店頭からでした。
そら持ってますよ。ハルモニアムンディのクイケン盤。その昔、CDプレイヤーを買った翌週か翌々週に入手したんだっけ。
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲) J.S.Bach "Drei Sonaten und drei Partiten für violine solo" BWV1001-1006,
Sigswald Kuijken, deutsche harmonia mundi.


あゆこさんが無伴奏になぜ興味を示したのかは今ひとつよくわからないのですが。