クレーメルの予感

クレーメル先生の名は近ごろひょんなところで目にしたばかりでした。
Tradition of the New Year's Concert "Bach Vibrations" Andrei Pushkarev / Vibraphone, Gramola.
Improvisationen über die 15 zweistimmigen Inventionen


2声のインベンション15曲のビブラホン独奏というだけではなく、たとえば、
1 Invention Nr.1 C-Dur BWV772 (inspiriert von Bill Evans)
ってなぐわいに、名だたるジャズピアニストの演奏や楽曲の雰囲気をバッハの原曲に反映させるという趣向です。
バッハがジャズ風に演奏されるのではなく、ジャズ奏者のスタイルの中にバッハの主題が見え隠れするさまが絶妙ですね。


とりあげられてるのは他に M.Camilo, O.Peterson, S.Joplin, C.Corea, E.Garner, K.Kirkland, H.Hancock, J.Loussier, D.Brubeck, G.Shearing。
で、これが Produced by Gidon Kremer というわけなのでした。