北海道の飯と汁

kogkog2008-09-03



きのふの夕餉その1 【札幌市/をとわ】海鮮五段重
(左手前から:うに重、帆立・北寄の海鮮重、鮭・いくら重、
 秋茄子のずわい蟹あんかけ、南瓜のクリームプリン。)


怒濤の仕事は先週で一段落したので、ラストオーダーの30分前に職場離脱して昼には大行列だった店へ。さすがに客は疎らです。
各日100点限りの献立2種、廉価のほうは売切れでした。


文字通り5段重ね状態で供され、自分で展開していただきます。それぞれに地元感季節感を演出。海胆など素材のよさも感じられます。


ごちそうさま、で、時計を見ると?ラストオーダーの時刻まであと3分。
腹加減は五段重といってもごくお上品な量だし、考えてみたら汁ものがついてないんだから、味噌汁がわりに味噌ラーメンに行こう!
ってなわけで。


きのふの夕餉その2 【札幌市/山桜桃】味噌ラーメン


こくと脂感の豊かさが第一印象。細麺は小麦粉の風味が生きてます。
卓上の唐辛子は一味で、しかも抹茶を赤くしたかと見紛うほどの細かな粉ですよ。
これを杓ですくってつゆに散らすと、液面に瞬時に広がることオレイン酸エタノール溶液の単分子膜の如し。
食べ進むうちに、唐辛子が触媒のように作用してつゆのこくがいっそう深まります。


ところで、「をとわ」ってどういう仮名遣いなんでしょうね。シクラメンの「かほり」みたいなものか。