駅弁の現象形態

いやそもそも、新横浜駅でシウマイ御弁當を選択するに到るには、駅弁とは何かという根本問題をめぐる複雑な葛藤があったのですが。
概念規定に関してはまた稿を改めるとして。


経木の折の底から伝わるごはんのぬくもりと湿気。
紙紐を解くとやはり湿気で皺のよった掛紙と木の香りが混ざりあう。
わずかに反った経木の蓋の裏のごはん粒をひとつずつ箸でつまみながら食べ始める。
顔を上げると流れる車窓。


'05/5/24付「初シウマイ御弁當」の掛紙は厚紙のようですね。駅弁マークの付されていないのは私鉄駅売りのためか。