「自転車利用と道路に関する意見募集」への意見

5日付からつづく。
国交省警察庁「自転車利用と道路に関する意見募集」について、3月31日締切を落としたのを埋め合わせるべく、国交省に電話したところ、メールで受け付けて下さるとのこと。
回答用頁はすでにwebから消えている。自由記入の設問は印刷して手許にあった。

件名: 「自転車利用と道路に関する意見募集」への意見
差出人: (略)
TO: **@mlit.go.jp
送信日時: Wednesday, April 8, 2009 1:16 AM
サイズ: 3KB

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国土交通省**局**課 **室
* * 様


標記につき、お電話でお願いしました件、下記のとおりお送りいたしますのでご査収下さい。


 (本名・略)
 電話:(略)


 記


Q9 上記の写真の場所のように、自転車の通行部分を明確にし、歩行者や自動車と分離させることについて、どう思われますか?また、その理由も併せてお答え下さい。


×1.良い ○2.どちらとも言えない ×3.悪い ×4.分からない
【理由】道交法の自転車道は対面交通で危険でもある。自転車を隔離するのではなく、自転車と自動車で車道を共有すべきである。


Q10 自転車利用が増加した時に、どんな効果があると思いますか。(複数選択可)


○1.環境への貢献 ○2.健康の増進 ○3.渋滞の解消 ×4.交通事故の減少 
○5.その他 
 車道において自動車が優位であるとの支配的価値観が変容をとげる。

 
Q11 自転車の利用環境を向上させるために、行政にどんな取り組みを行ってほしいですか。(複数選択可)
 また、その具体的な内容をお答え下さい。


○1.自転車走行空間の整備
 具体的な内容: 車道左側に幅の狭い車両通行帯を設ける等により、車道において自転車と自動車の共存を促すことが最善策である。
○2.駐輪場の整備
 具体的な内容: 駐輪場付置義務の拡大が必要。自転車を固定物に繋止できる設備が有用。
○3.自転車の通行ルール・マナーに関する啓発活動
 具体的な内容: 自転車利用の制服警察官が自ら車道左側通行など範を示すことが有効である。まず警察官への実践教育を徹底すべきである。
○4.その他
 具体的な内容: 自動車・原付の免許取得・更新の際、車道において自転車を邪魔と思う心を排除する教育を徹底すべきである。


Q12 これまでの設問以外で自転車の利用環境と道路について、その他に意見・要望があれば、お答え下さい。


 円滑で効率のよい道路交通を実現するために、限りある道路資源を当事者間で安全に共有することが重要である。とりわけ、自動車に代替しうる交通手段として自転車を活用する上では、自転車を自動車から隔離するのではなく、車道を自動車と共有させることが不可欠である。ついては、以下のような点にも留意する必要がある。▼第一に、自転車の車道通行の危険は与件ではない。他者を邪魔と思うなど、運転者の邪心が車道の危険のほとんどを作り出している。これを克服することは自転車利用促進のために最重要であるのみならず、交通の安全と円滑全般のために有益である。この実現のためには、運転免許教育や路上の指導・取締りの徹底が必要である。▼第二に、設備や規制による空間確保としては、車道左側に狭い車両通行帯を設けるだけで十分であり、自転車専用とせず自動車等と共有するのが効率的である。これによれば、設備投資も自転車隔離策より小規模ですむ。▼このような策によって自転車にとっての車道の危険を減ずれば、自転車の車道通行が促進されて歩道通行の自転車を減少させる効果をもたらし、以て歩道における歩行者の安全の向上につながることも銘記すべきである。


以上

最後の設問は500字の制限に合わせた。他の自由記入欄はそれぞれ1行の枠で字数制限は示されていない。