つけずふやさず

前項からつづく。ここ数日の報道に接して。
病原菌は牛の内臓にあって、それが肉の表面などに付着して人に経口感染すると中毒の原因に、菌の増殖如何では重症にもなるという。
そこで素人考えを試みる。(a)が破られたときの(b)、(b)が破られたときの(c)。


 生産過程・・(a)付着防止・・(A)屠畜時の内臓と枝肉の分別管理など。
 流通過程・・(b)増殖防止・・(B)保存・輸送時の低温維持など。
 消費過程・・(c)感染防止・・(C)供食時の(a)(b)徹底。直前の表面削除励行(a)、刻んだ後の保存禁止(b)など。


こうしたことについて、本邦において規範のようなものは存在していたそうだ。
しかし、遵守が容易ではないのか、あるいは罰則がないせいか、近ごろ(A)などは行われていなかったらしい。
それでも大事故が起きなかったのは、(B)や(C)が機能していたからか。
今後の規範はどうあるべきか。次項につづく。