伝えるのは、まず市区町村名と電柱に書いてあるような所番地。
通りの名、近隣店舗や施設などの名、住宅の表札などがわかればそれらも。先方は戸別世帯主名までわかる住宅地図を参照してます。
近くに何らかの道路標識があれば、そこに表示されている公安委員会の標識管理番号を伝えると、現場特定が容易になることもあります。
駐車車輛に関しては番号、車種、車体塗色、製造会社や商品名など。

今年6月以降、放置違法駐車確認事務の一部民間委託が始まります。
迷惑駐車や110番通報の多い地域などに重点をおいて、民間委託の具体的計画が策定され、今後毎年の予算措置などがとられていくそうです。
たとえば神奈川県警からきいたところでは、初年度の違法駐車取締件数を前年の数倍にしたい意嚮とのことでした。

関連拙稿から手ごろなものを掲げておきます。
違法駐車取締や民間委託について、'05/5/6付｢放置車両確認事務等民間委託説明会概要｣。'05/6/20付コメント欄もご参考に。
違法駐車の構成要件など、'05/6/20付「駐車監視員資格者講習の要点」、'05/6/21付「暗記用・法定禁止」、「同・路側帯」。
110番通報について、'05/9/15付｢あるところで｣。

自転車の車道通行に関して、その妨げとなること夥しき違法駐車が話題にのぼることもありますね。
翻って、自転車の駐車についても襟を正さねばと思います。駐停車に関して法令は自転車を車両として自動車などと同様に扱っているようです。

2006-01-04

共存のために

法自転車

名古屋市内で自転車専用レーン整備との報道に接す。
かつて｢自転車専用レーン｣に関して書いたことなどをまとめると大略次のようです。

すべての道路に｢自転車専用レーン｣を設けることはできない。｢自転車専用レーン｣のない道路で自転車は他の交通手段と如何に共存すべきか。
自転車は交通手段として自動車のもつ機能の一部を代替しうる。この可能性は自転車が車道から排除されると減殺される。
法体系は一部の例外を除いてすでに各種交通手段の共存の方法を示している。規範で律しえないのは人の心ではないか。
現状の交通社会資本を前提に、人の心や行動を変えるにはどうすればよいのか。

詳細拙稿。
'04/10/7付｢自転車レーン｣、'05/6/6付｢人の心｣、'05/7/27付｢歩行者との共存｣、同｢一縷の光明｣など。

読売新聞1/3付報道文詳細。