衝撃の事実判明


中一の国語の授業で、好きな詩を一編暗記してくるべし、との宿題が出ました。
そして各自クラスの前で暗誦するわけです。


朗誦なら文語詩に限る、それも長いのをやってやろうと考え、しかしさすがに漢詩には手が出ず、手近にあった全集から啄木の巻を探してみつけたのが「マカロフ提督追悼の詩」というものでした。
久しぶりに実家でその全集を繙いてみました。
現代日本文学全集 第45編 石川啄木集」改造社、1928年。


日本海海戦の前年、旅順港口で戦死した敵将を悼む詩です。今思うとさすがに、詩人18歳、kog13歳、いずれも若気の至りという感なきにしも非ず。
さてそこで、暗誦以来○十年目にして判明した衝撃の事実。


「汝が矛地に伏せて」という表現が何度かあらわれます。幼きkogは、意味よくわからぬまま、
「なが ほこちにふせて」と読んでいたのでした。


いうまでもなく、
「ながほこ ちにふせて」ですね。