ぱつらとサックス

# mame00さん 『Alpert、中高生のブラスバンドでフリュ-ゲルフォーンを買ってしまったので、何曲かやりました。』


fluegelhornとは渋いですね。こんどkog笛(Casio digital horn)とお手合わせ願えれば。
なんて、こちとらそんな腕前じゃないですけど。


ぱつら*1とサックスのフロントといえばVSOPII、'83年5月横浜公演。
蛇斑黒、論過多、谷入屋結のリズム隊は'60年代哩数出臍*2五重奏団そのまま。フロントが新進気鋭、サックスの舞欒程とぱつらの隠遁の廻去巣兄弟でした*3
なぜか公演数日前に確保できた4列目の席。のっけからやのぴ*4の力強いブロックコードのイントロにつづいていきなり2管のアンサンブルでぶちかまされたのが"Sorcerer"でした。斑黒の佳曲、出臍五重奏団の名演で知られる。主題はぱつらとサックスの2重奏だけど、第3の音が空耳できこえるようなふしぎな和声。陳腐な表現乍ら、カッコイイとしかいいようがない。これを眼前数メートルのところでやられた。
"Sorcerer"、いつかkog笛と金管で演ってみたいなあ。
Sorcerer (Reis)
続く第2曲は何と思し召す。
やのぴ和音階のアルペジオ、徐に2管ユニゾンロングトーン、やがて緩やかな主題があきらかになっていく。
鳥肌がたつ。「りんご追分」だった。
客席から滲みだすような静かなどよめき、そして広がる拍手。あの瞬間は生涯忘れられないであろう。
NHKでテレビ放映されたから、映像が残ってるはず。


VSOPIIの名義では公式に録音された作品はなかったと思います。