懐舊的印象

承前。


えー、いうまでもなく、「miharuqのひとりごと」6月3日付6月5日付をうけて、007おすすめの1本を摸索する試みであります。


まず、一般に声価の高そうなものはやはり"from Russia with love"「ロシアより愛をこめて」でしょうか。
シリーズ第2作、ショーン=コネリー主演。
派手な冒険活劇に馴染みのないかたも入りやすいのでは?オリエント急行の旅情も味わえます。
本邦公開時の題が「007危機一発」でしたか。「危機一髪」に銃の「一発」をかけた意図だそうです。誤用を蔓延させるもとになったという説もあり。
小学生kogは先に主題歌を知り、のちに、へー、映画もあったんだー、という感じでした。
ところで、相方女優のダニエラ=ビアンキは、kog的には全作中いちばん好みであったりして。


続く第3作、"Goldfinger"もいいと思います。
中学生kogが日曜洋画劇場かなんかで初めて見た007がこれ。おー、007っておもしろいなー、と思いましたよ。
あー、どーなっちゃうんだろー、と思わせて引っ張られるのが快感でした。Qの秘密兵器も面目躍如。
007はしだいに荒唐無稽さを身上としていくわけですが、本作はほどよくバランスがとれてるような気がします。
コネリーがかっこいいのは、じつはぎりぎり本作あたりまでではないかな?このあとはなんだか中年っぽくなるような。


その後の主演男優では、ロジャー=ムーアはあまり好きになれないんです。なんだか、ただのイロオトコみたいで。
作品としても、ムーア主演作は殆ど印象に残ってません。


次のティモシー=ダルトンは渋いですね。現役のピアース=ブロスナンも悪くないけど。
ダルトン主演作では、アフガンへ舞台を転ずる"the living daylights"が面白かった印象があります。
ブロスナンでは、"tomorrow never dies"が全体に上出来だったという気がします。


結論
1 冒険活劇に馴染みのないかたのための入門篇「ロシアより愛をこめて」。
2 冒険活劇の原型"Goldfinger"。
3 ダルトン主演なら"the living daylights"。
4 ブロスナン主演なら"tomorrow never dies"。


さて、"living daylights"ってどんなんだったっけ、と思って、DVDで予告篇を見てみたら、、、
相方女優がやはりkog的好みじゃあーりませんかー、マリアム=ダボという人だそうです。
それでこの作品が印象深かったのかいな。


007というのは、良識ある人々からみると、アホバカ映画の類に属するのかもしれません。
私は、この種の映画はおもしろければよいのではないか、とキラクに考えてます。