てだのふあ


昨晩の宴は新宿歌舞伎町「とぅばらーま」にて。初めての店なのに、なんだか、親戚の家に集まって、おもてなしいただいてるような雰囲気でした。
やがて夜も更け、店内に三線の音が響くと、時空は一気に沖縄に移ったかのよう。
下掲書の舞台、神戸長田「てだのふあ・おきなわ亭」も斯くこそありしか。


灰谷健次郎「太陽の子」初版不詳。角川文庫版、角川書店、1998年。ISBN:4043520107


異郷に暮らす沖縄の人々の人情が濃やかに描かれる。そこに沖縄戦の遠い記憶が連なる。
薦めてくれた友人曰く、「これを読まずして沖縄を訪れてほしくない」と。
論理を超えて伝わってくるものを未だ自分で整理できていない。
太陽の子 (角川文庫)