♪山は白銀

kuyuさんからお知らせをいただき、ありがとうございました。替え歌のアンケート調査について。
8/10付拙稿にて言及したところ、調査にあたられたサンバドさんから同日付コメント欄に投稿いただいております。恐縮です。

kuyuさんの「意識的無努力と意図的無苦悩」8月8日付コメント欄に寄せられたサンバドさんの投稿より。

今現在の結果は、兵庫県か大阪府のいずれかが発祥地で、他県には余り広がっていないようで、知る人が少ない替歌です。

替え歌を私に教えてくれた同級生はすでに鬼籍に入ったと伝え聞いています。

「空っぽの弁当箱」は、外食は給料日後の月に一回位が当たり前の時代に、皆手弁当を風呂敷で包んで出勤した時代です。給料日近くになり米がなくなり、お弁当を持って行けなくなった時に、ミエを張って空弁当を腰にぶら下げて出勤し、お昼休みに水だけをたらふく飲むような時代が、飽食の日本にもあったことを示す替歌です。子供にだけは満足にご飯を食べさせたく、おやじ自らは水を飲んでがまんしたという涙が出るような状況を、それでもおやじは戦争で死なずにすんで、今じゃこうやって空弁当でも家族の為に朝は早よから一生懸命に働くことができているという「生きる」ことの尊さと素晴らしさを、陽気に歌い、貧乏を「生きる」ことの素晴らしさで笑い飛ばそうとしている素晴らしい歌だと思っています。

私の歌っていた変形版は、この数十年というもの、ただの戯れ歌としか思わず、このような意味があろうとは想像したことすらありませんでした。
サンバドさんのご指摘に感謝申し上げる次第です。