安心感

機械式時計には、動力の発生から伝達、制御を経て時刻・時間が表示される過程が、人間の感覚として理解しやすいという漠然とした安心感があります。


電気を用いた時計にはブラックボックスの要素をもつ部分があるのではと思います。たとえば特定の電子部品の供給が止まると、それを使っている時計はもう修理できない、ということがありえそうです。
機械式時計の部品は、おそらく技術力のある職人が1人いれば、材料からつくり直すことができる。まあ、相応のお金はかかるかもしれませんが。


西暦表示の「万年カレンダー」をそなえた腕時計で、西暦2500年までだったかしか対応していないので、それ以降は製造会社が部品交換を保証している、という話をきいたことがあります。一生ものどころか、世代を超えて使われることを想定してるわけですね。