モノはなくなるもの

「屁力発電」昨日付コメント欄では少々わたくしの記憶違いもあったので、補足をかねて回顧。


1 大宮の原体験。
 忘れもしない中1の冬休み。友人2人と宇都宮1泊旅行の帰り。東北本線の列車を大宮で下りたあと、血の気が引きました。
 三脚がない!
 祖父からお下がりで貰った年代ものです。
 当時は旅の荷物をなるべくまとめるような智慧もなく、茶色の革ケースに入ったのをそのまま持ってたのでした。
 すぐ駅へ届けても行方知れず。見つかったら知らせてくれるとのことでしたが、休み明けて勉強も手につきませんでした。
 3日ほどたって家に電話あり、発見の報!
 受け取りは学校が終わってから母に付き添われて大宮まで。埼京線のできるよりはるか昔、大宮は遠かった。でも嬉しかった。


2 小田急は見つかる。
 列車内でカーディガンとか、量販店で買って手提げ袋に入ったままの品物とか、あともう1回くらいあったような気がしますけど、悉く即日発見。


3. 眼鏡は3回。
 コンタクトレンズにつけかえるため眼鏡を外してそのまま忘れるんですね。
3.1 出張先の社屋洗面所
3.2 東海道新幹線列車内洗面所
3.3 北陸本線長浜駅洗面所
 ひとつの眼鏡が3回旅立ち、そして帰ってきました。3.2・3.3は宅配便着払で。


4. おそろしき南武線
 網棚に載せて居眠りからさめたらなくなってたというのが2回。1回目で学習すればよかったのにばかなやつ。
 いずれも真夏で、膝の上に本をおいて居眠りすると暑苦しいのでつい網棚に上げちゃったんですよね。
 それにしても、こんなもの盗んでって、どうしたんでしょうね。
4.1 通信講座の教科書と完成答案。
 答案ができて、あと発送するだけだったのに、かくかくの経緯で、って上司には説明したんだけど、信じてくれなかったろうなあ。
4.2 吉本隆明全著作集第1巻「定本詩集」。
 函は家にあったので、買いなおしてだぶっちゃいました。


5. 国鉄・JRで見つからぬ例枚挙に遑なし。
5.1 京浜東北線車内または横浜駅で財布。
 現金とカードがたくさん入ってたからしょうがないか。背広の内ポケットから掏られたのかも?
5.2 中央快速線車内で、修理から仕上がったばかりのリーガルの靴。
 持ってった人はサイズぴったりだったんでしょうか。
5.3 東北新幹線車内で朝日文庫天声人語」。
 前席背もたれのポケットに入れといて忘れた!と下車してから気づいたものの、出張でVIPを伴っていたのですぐ届出できず。
 遺失受付の職員曰く「テンセイジンゴって、何ですか?」
 革の文庫カバーが贈りものにいただいたもので、想い出とともに還らず。
5.4 東海道新幹線横浜駅待合室で折りたたみ傘。
 7千円の傘。高い傘に限って忘れる。


6 フェイルセイフが損われたときに限って事故は起きる。
 横浜市営地下鉄車内またはあざみ野駅で携帯電話。
 いつもは螺旋索につないでたのに。外してたときに限って落として、出てこない。


7 洒落にならぬ落としもの4例。
 うち3例が発見されたのは奇跡・・