醗酵干物巡航
職場の「レクリエーション」などといふものがなぜか活気づいて、よりによって納涼船だってさ。
舟もいいが1日乗ってりゃたいくつで、欠伸が出らぁ〜*1
などは風流でげすがね。
それが東京湾納涼船ときたひにゃ、伊豆七島の夜便出航前にひと稼ぎしてやろうなんてんで、ろくなもんじゃない?
思えばたしか就職1年目の職場行事で乗ったときには、昼間の陽射しで甲板も外舷も焼けたせいか、船中暑い記憶しかありません。
それにしてもあのときは未だレインボーブリッジなんぞできる前だったし、今は水辺の建築もずいぶん新しくなってるかな。
あれ?また前世の記憶とごっちゃになっちゃった。
さて今どきの船はさすがに冷房も効いてなかなか快適。
宴会場は船底だけど、適度なゆれや多元的な加速感が眩暈のように心地よい。ときどき舷側に上がって景色を眺める。
宴会れうりはわたくしも現物を職場界隈で少々調達、こっそり差し入れいたしましてなかなかに好評でした。
中国産 皮蛋 *2
沖縄産 山羊干肉 鶏砂肝干物
広島産 出平鰈干物 *3 煮干烏賊
そしてそして、伊豆七島航路といえばあれ、あれですよ。鯵や飛魚の醗酵干物。
桟橋の売店に各種取り揃えてあったので、姿焼1尾と割いたものひと箱を仕入れてみなさんに勧めます。
女子などは手にとってかいでみて「きゃー」って、何度もやってました。
怖いもの見たさくさいものかぎたさというか、決して遠ざけたきりではないのが面白い。
何人かは「かいでるうちにまたかぎたくなる」なんて境地に達していたようです。洗脳の日は近いか!
醗酵干物で宴は盛り上がり、あっというまの2時間巡航でした。