斯くこそありしか

kogkog2007-11-27



先日の大ロボット博*1の物販店にて発見。
ロボットといえば、やっぱり、これでしょ!むかし夢みた未来は斯くこそありしか。


ぶりきの感触、プレスの凹凸感、塗色の鈍さなど、幼き日のおもちゃの質感そのものです。
蝶螺子を巻くと、じーじー唸りながら、のっしのっしと歩きだします。ぜんまい歯車しかけの感じも昔のまま。


箱はボール紙に4色刷りラベルを貼っただけのものです。この愛想のなさかげんも郷愁に通じます。
でもよく見ると、箱のへりは面取りするみたいに二重の折りになってて、なかなか侮れません。


とはいえ、文字情報といえば、ラベルの"TINTOY ROBOT""WIND-UP""MADE IN JAPAN"、側面の"BLUE"のゴム印、値札"#01 \1050"のみ。
取扱説明書も製造販売元の記載もありません。
レシートにも「大ロボット博」とあるだけで、店名も連絡先もなし。品名「ロボット」1個、というのがなんか微笑ましい。

*1:171819日付。