一目撃者として

先週土曜昼すぎのできごと。
自動車であゆこさんを送った帰り自宅へ右折する交叉点が赤信号なので減速しているところで視界の片隅に飛び込んできたのは。
左側歩道上を対向してくる自転車に幼児が撥ねられて顛倒するところ。
自転車は制服の男子高校生風情、幼児は保護者を伴っていないようです。周囲に人影もなく。
これは見捨ておけぬか。


幸い隣接して外資ハンバーガー屋の駐車場入口があるのでそこへ車を入れ徒歩で現場へ。
幼児の母親がすでにあらわれています。学生は平謝りの態。
泣きべその幼児に向かって母親は「たいしたことないよね。あんたも飛び出したんでしょ。」などと話しております。
ソレデイイノカ。


「ぶつかるところ見ましたから必要があれば証言しますよ」と申し上げてもぴんとこないようす。
通報する気などさらさらないようです。
まあ、わたくしは当事者ではないからね。


「自転車は歩道を走ってはいけないんですよ」と学生に話すと。
意外にも、「知ってます」って。最近学校で教わったんですって。
「『交通の教則』が改訂されましたからね」と言うと「それも聞いてます」って。
学校が交通教育に一定の役割を果たしているのはよいとしてもその内容が実践に結びつかなければ意味がありません。


どこの学校か問うと近所の某公立高校とのこと。わたくしの中学同級生も大勢進学してるところです。
自ら名のって学生証を提示したので控えさせていただきました。
幼児の保護者にはわたくしの携帯電話番号を伝えておきました。


週明けに学校に電話したら教頭が出てきました。
事故の概要を報告し、自転車の安全教育をさらに徹底すべきこと、この事故のことも全校に紹介し誡めとすべきことを申し上げておきました。