カレー部会補遺

kogkog2008-11-02


昨日付からつづく。


前菜のマサラウタパンというのは豆と米からできたお好み焼き風のもの。
練りこまれた香辛料は、刺戟ではないからさの真髄が抽出され凝縮されているかのようでした。


店内掲示の特別献立から選んだ秋刀魚は香辛料の風味豊かです。身まで漬け込んである感じです。
秋刀魚の味わいの多義性について話題に。'05/5/2付「9題5類型」にて既述のとおり。
印度洋で秋刀魚が獲れるのかはよくわかりません。
いつものように鰓だけ残して完食。わたが除かれていたのが残念でした。


いろんな皿についてくる唐辛子の鞘を齧ってみたらさすがにからさで口の中が痛くなるほどです。
そこでカレーの汁の中で鞘を砕いて種を潰して溶いてみました。汁が仄かに赤くなってからさと香ばしさが増しまた異なる味わい生まる。


デザートはみなさん特別献立のプリン?じゃわたくしも同じで、と註文したら、厨房からは3つしかできないっていうので、ひとり常設献立のにしてみました
供されたのは何やら茶碗蒸のような。カルダモンの香りの甘さとともに、榎茸の茎のようなものが不思議な食感です。
でも変な感じじゃなくて、みなさんに味見をお薦めしたら、あゆこさんなど3口くらい召し上がってましたよ。