家庭の限界

すわ地震!
でも揺れはたいしたことないか。揺籃の駄犬あゆも平然としている。


と思ったところに第2波が来た。P波に次ぐS波という感じではない。あゆも不審げに立ち上がる。
おさまるころになって、邸内のどこかで、どさっ、という音がする。


さてはとこぐ書庫へ向かうと、廊下に文庫本が1冊落ちていた。大槻先生の「言海*1
他に「婦人家庭百科辭典」*2とか、分厚くて自立する文庫は棚のてっぺんに並べてあるだけなのであった。


当家では震度3を微妙に超えるあたりで何かが起きるようである。