幸福な出会い

kogkog2010-01-12


をととひのおやつ 福島県 東北本線/郡山駅 秘伝 豚肉の女将漬辨當 


「おかみづけべんとう、あと10個!」などと売り子の声が聞こえる。
あと10個といわれれば買わねばなるまい。女将を漬けた弁当?というつっこみはともかく。
できたてのようなので「お休み処」に直行して蓋をあけると。


ぷう〜ん、と得もいわれぬ醗酵臭が漂う。これはタダモノではない。
改めて掛紙を見ると、「醗酵浪漫」という印影が。
さらには、「醸酵学者・小泉教授*1のおすすめ辨當」などという惹句まである。これがタダモノであろうはずがない。
'09/5/1付醗酵辨當の多義的なさりげなさの印象からすれば、これはもろに直球勝負というべきもの。


思えば幼少の砌、母方の実家で夕餉の折、卓上の祖父のコップ酒を水と間違えて飲んじゃった事件があった。
それ以来長きにわたって酒くさいものはいっさい受け付けず、粕漬の肉なども食することがなかった。
醗酵文化ともっと早い時期に幸福な出会いができていたらと悔やまれることしきり。