我が思ふ人は

kogkog2010-02-11


旧友に誘われ、男女5人で浅草観光へ。
これまでの短い人生の8割方を東京近郊で過ごしてきたというのに、浅草寺の山門をくぐるのは初めてである。
4歳まで暮らした中野区の生家で「アサクサ」という地名を聞いた記憶がある。遠い異国のように感じられた。


揚饅頭なんて知らなかった。天麩羅みたいで美味い。
三社祭とはよく聞くが、浅草神社とは知らなかった。浅草寺に較べるとずいぶんこじんまりしている。
落語「舟徳」の四万六千日ってのは、どっちのだったっけ。


お参りのあと、言問橋って近くだよね、東京スカイツリーが見えるらしいよ、と言ってみる。
今週月曜、職場の朝礼の3分間スピーチで話題になった。建設中の状態は今しか見れない。
少し歩いて橋の袂に出ると、氷雨に烟る姿が望まれた。高さの実感は意外に乏しい。


名にし負はばいざ言問はむ都鳥、という歌は口をついて出る。高1のときK先生の授業だった。
同行S君の提案で、橋向こうにあるという団子屋をめざす。たしかに言問団子って聞いたことがある。
しかし、言問橋の袂の和菓子屋はどうも違うみたい。


案内看板を頼りに上流方向へ公称徒歩8分、次の橋の袂に言問団子屋はあった。
暖かな店内で暫し談笑。自分ではすっかり忘れていたことを思い出させてくれるのも同時代の仲間ならでは。
黄の団子は何、卵?いえ正解はみそ餡、原材料は京都産白味噌と新潟産赤味噌とのこと。どれも美味しくいただく。


翌日付につづく。