持続的成長
丹羽隆志・中村博司「大人のための自転車入門」日本経済新聞社、2005年。装幀者不明。ISBN:4532165253
日経からこういう本が出るご時世というべきか。
最近は日経紙面でも自転車に関する記事を目にする機会も多く、中村氏の署名記事もしばしば見かけます。
"Column@nak"10/14付でも"nikkeibp.jp"の記事が話題になってました。
本書は休日にラクに100kmくらい走れるようになるための方法を概説しています。100kmをお祭り騒ぎで走るのではなく、あたりまえの日常のように走るための方法論と思います。
思い起こせばわたくしも数年前、初めての海苔蔵乗鞍参戦前の訓練で、毎週末100km作戦なんて敢行してました。お祭り騒ぎでした。
持続的成長などということばが本書にあらわれるわけではないけれど、これも最近各方面で注目の概念かもしれません。
冒頭に設けられた運動生理学のような章は充実しているようで、自転車関係の類書でも出色という気がしました。
初心者に安心してお薦めできそうです。いや私だって初心者か。
交通法規に関する記述はツッコミドコロが少々。この点は改めて整理するとしませう。
そうだ装幀引用についても整理せねば。
けふのおひる840円
左・長崎新地中華街蘇州林ちゃんぽん於新宿。
続報
あれ?頼んだのは皿うどんじゃなくてちゃんぽんなんだけど?
と一瞬思ったほど、浅そうな器に少しの汁とともに盛られています。
ひとくちめの印象は昭和戦後の食用油。もちろんいい意味での。
幼時のごちそうとしての大衆中華料理にあった油くささ。だしや野菜のうまみと一体化したようなくさみが懐かしい。脂くささではなくてね。
淡白な甘口。練りものを多用せず、新鮮な具材のもち味が生きています。
近ごろの練りものはどぎつく塩からいものが多くて困りますねえ。
汁が少ないといっても、とろみが濃いというわけでもありません。
飲み干すのにちょうどいい量と味の濃さ。
これは、ちゃんぽんの指標銘柄になりそうです。
新宿小田急百貨店催事場にて、31日(月)まで。