教科書準拠

kogkog2005-12-23

「東京たるび」12/21付にて肉じゃがの話題。


学生時代、自炊の肉じゃがといえば豚肉ときまってました。
おふくろの味ではなく、下掲書準拠にていろいろ料理をおぼえたのでした。


滝口操「健康と料理 男も作る自炊入門」女子栄養大学出版部、1979年。ISBN:4789512010


材料は100g50円前後の豚ばら肉、じゃがいも、玉葱。
じゃがいもは煮くずれ防止のため面取り、ただし屑はもったいないので捨てずに煮るのがkog流。
だしは煮干を使った記憶がありません。というか、だしがらは味噌汁なら具にしちゃうんだけど、肉じゃがのときどうしたか記憶にないんです。捨てるはずないし。化学調味料を使ってたかなあ。
味つけは醤油と砂糖を同量で。グラニュー糖を使ったのはシカゴでのできごとでした*1
味醂は教科書になく、ぜいたく品だけど下宿には常備してたので、てりをつけるために少々用いたこともありました。多すぎると下品になる?


牛の肉じゃがなんてものが!この世に存在することを知ったのは、長じて少々高級な酒席に出るようになったある日。
家で牛肉をいただくなんて、めったなことではなかったのです。母親は兵庫の生まれ育ちなんですけど。


肉じゃがを憂しとやさいと思へども煮豚に加熱鶏人参あらねば

*1:4/20付